手形割引という言葉はどこかで耳にしたことがあるかも知れませんが、その意味はご存知でしょうか。
簡単に言うと、ある期日にお金が支払われることが約束されている手形を、その期日前に現金に換えることです。
この場合には手形の本来の価値から、期日までの利息分の金額や手数料を差し引いた金額が支払われるので、早めにお金を手にすることが出来る分、ある程度の損失を被っていることになります。
そのような手形割引を利用することは、私たち現代人が資源を浪費していることに似ているような気がします。

現代だけ良ければいいという考え方はNG

高校教師という仕事は、今目の前にいる生徒たちの成績や生活態度だけを考えれば良いというわけではありません。
彼らがこの先どんな人間に成長して行くのか、どのように生きて行くのかといったように、生徒たちの未来のことも意識することが求められます。
そういった意識を持つのは難しいことではあるのですが、実は教師という職業にある人だけではなく、全ての人たちにとって大事なことではないのかなと思います。
今さえ良ければ未来のことなんてどうでもいいんだ、といったような考えを多くの人が持ってしまうと、未来がどんどん悪い方向へと向かって行ってしまうからです。
そのことは環境破壊について考えると分かりやすいのではないでしょうか。
現代人が豊かで充実した生活を送るために、限られた資源を浪費したり、大量にCO2を放出し続けたりすれば、未来の地球の環境が今よりも悪くなってしまう恐れが大きいのです。
現代だけ良ければいいという考え方は、地球環境を考えるとやはりNGだと言えます。

資源を浪費することは、未来から「住みよい地球」を借りること

それでは、最初に挙げた手形割引と資源の浪費がなぜ似ているのかという点について考えてみましょう。
石油を始めとする資源は、何も考えずに使い続けるといつかは底をついてしまうと思われます。
そのことは、お金を無駄に使うと貯金がなくなってしまい、生活するための費用や事業を進めるための資金が足りなくなってしまうことに似ているとは思いませんか。
そのようにお金に困った人が手形を持っていれば、手形割引という形で当面のお金を作ることは出来ますが、それでは本来その手形が持っていた価値よりも少ない金額しか手に入らないので、トータルで考えると損をしてしまうことになります。
それを地球環境に当てはめると、本来であれば未来の地球で今よりも優れたテクノロジーによって、より良い形に活用されるはずの資源を現代人が早目に浪費してしまうということになります。
そのような行為は、現代人の勝手で未来から住みよい地球を借りることだと言え、地球の歴史からすると大きな損失となるはずです。